仏像の魅力トップページ > 国宝 仏像 > 如意輪観音『専用ガラスケース』

国宝 仏像

如意輪観音『専用ガラスケース』

如意輪観音『専用ガラスケース』
如意輪観音『専用ガラスケース』

価格:24,150円

■材質:木製黒塗り、ガラス■寸法(約):総高50 × 幅37 × 奥行27cm■黒塗り木製枠に五面ガラス/かぶせ式■お届けは約2ヵ月■送料は1体につき別途1,575円(税込)※写真の中の本体は含まれておりません。

国宝『如意輪観音』本体はこちらからご注文できます。

■ふくよかにして気品にあふれ、女性的な優雅さが漂う、ひときわ印象的な観音様です。

六臂というお姿ながら、匂うが如き艶かしい官能美には、目を奪われます。

密教美術ならではの神秘的な存在感で、古来より人々を魅了する、歓心寺金堂所蔵の国宝「如意輪観音」。

−−ここにご紹介する御尊像は、平安期密教美術の最高傑作とされるこの国宝仏を、一点一点、手彫り・手彩色にて復刻した木彫仏です。

■如意輪観音は《如意宝珠(にょいほうじゅ)》と《法輪(ほうりん)》を携え、あらゆる願いを意のままに叶え、衆生を救済する観音様。

密教修法の本尊として、引法大師空海以来、大切に祀られてきました。

特に、天皇護持仏として皇室とは深い関わりを持ち、宮中の賢所に安置され、そのことは、長らく「最極秘時」とされてきました。

歓心寺所蔵の国宝「如意輪観音」は、嵯峨天皇の病平癒を祈願し、皇后の橘嘉智子が発願したと伝えられます。

仏の智慧(右足)で、自己(左足)を制するとの意味。

■本作品『国宝・如意輪観音』において、目を見張るのは、六臂(ろっぴ=六本の腕)を持つ神秘的なお姿。

御手には、霊験あらたかな如意宝珠、法輪、蓮華、念珠を携えています。

ご尊顔は、深い静けさの中、悟りの境地を楽しむかのように微笑まれ、眼差しには深い慈愛が感じられます。

「百毫」はダイヤモンド■作者は、中国木彫芸術界の名門「葉家」の六代目 葉小鵬氏。

代々受け継がれた高度な伝統技巧と天賦の才を、大胆に開花させている仏教彫彫刻の俊英です。

本作品でも、その精妙な技巧をいかんなく発揮。

金彩を施した宝冠(ほうかん)や瓔珞(ようらく)、腕釧(わんせん)、それぞれの持物の細密な彫りと、絢爛(けんらん)たる手彩色の妙。

光背の透し彫りも、静緻きわまりない見事さ。

仏の智慧の目を表す「百毫」は、なんとダイヤモンド。

本作品『国宝・如意輪観音』は、一目見たなら忘れられない傑作です。

■官能的な美と、絢爛たる光輝にあふれた『国宝・如意輪観音』は、東京書芸館だけの特別頒布作品で、他では一切入手できません。

材質は桧。

光背、仏像、台座は、手彩色。

この機会に、平安期密教芸術の傑作、「秘仏中の秘仏」を、ぜひお手元にてご堪能ください。

天皇家をご加護される仏様でもあり、ご尊家の御家宝としても、ふさわしいご尊像です。

お届けに約2ヵ月。

桐箱に入れてお届けいたします。

蓮華座に触れた左の御手には《光明山手》といい、心の動揺を鎮めます。

光明山とは、補陀落山(観音浄土)。

六道では、仏縁薄い畜生道を救済します。

左の第二手は《蓮華手》。

悟りの萌芽を表す未開蓮華を添えています。

これは、衆生の心に宿る仏性の開花を促しています。

六道では、人間道を救済します。

三手は法輪を携えた《法輪手》。

仏教真理が、車輪が回転するように展開するというシンボルです。

六道の救済では、安寧を貪る天人道へと差し伸べられます。

頬に手を当て、仏智により衆生の救済を思案する《思惟手》の形。

観音様の広大な智慧と慈悲を象徴しています。

六道では、地獄道を救済する働きを持ちます。

あらゆる願いを叶える《如意宝珠》を持つために、《如意手》と称される御手です。

六道の救済では、飢餓や物欲の煩悩に苦しむ餓鬼道へと差し伸べられます。

右の第三手は、念珠を携えた《念珠手》です。

念珠は悟りや救済、そして仏様との縁をつなぐ架橋の意味を持ちます。

六道では、仏縁薄い畜生道を救済します。