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沖縄県 人間国宝◎【GW逸品紬展!】伝統的工芸品本場読谷山花織着尺「大地に咲く星花」

◎【GW逸品紬展!】伝統的工芸品本場読谷山花織着尺「大地に咲く星花」
価格:367,500円
絹100%長さ12.7m 内巾36.5cm読谷山花織事業協同組合の証紙、沖縄県織物検査済之証、経済産業大臣指定伝統的工芸品の証、沖縄県伝統的工芸品の証がついております。
読谷山花織(ゆんたんざはなうい)…愛する心、祈りの織物。
呉服の本場ここ京都室町におりましても、なかなかお目にかかれません。
とりわけ着尺となりますと、きもの市場でも出品は過去数回。
織り物好き憧れのひと品をご紹介いたします。
花織は、可憐な小花のような柄が特徴の織物です。
読谷山、首里、与那国、南風原…琉球各地に花織はございますが、読谷山花織には、他の地域とは異なる歴史的背景があります。
首里花織は中国の紋織りの影響を受けていますが、東南アジアと直接交易を行なっていた読谷の花織は、南蛮貿易時代に東南アジアからダイレクトに伝わったものとされています。
その背景の違いは、色彩や技法の違いとなって表れています。
南方色の強い読谷山花織の技法には、大きく分けて2種類ございます。
◇綜絖花織(ヒャイバナ)花綜絖を用い、緯糸(よこいと)を浮かせて織ることで文様を出すもの。
経方向に色糸が浮くものもあり、花織と絣を組合わせたデザインが基本。
◇手花織(ティバナ)経糸(たていと)を手あるいは紋棒ですくい、色糸をはさんで模様を織り込む。
文様を出したい場所に別糸を織り込めばよいので、比較的自由な柄が作れる。
紋織の中では最も古い技法で、すべての紋織の基礎となっている。
600年の歴史をほこる読谷山花織ですが…他の琉球織物同様、明治の中期以降は衰退してほぼ幻の織物となっておりました。
読谷村の與那嶺貞(よなみねさだ)さんが、わずかに残っていた「ウッチャキ(祭り衣装)」や村のおばぁ達からの話を聞いたりして研究し、昭和39年に、ついに90年ぶりに復元、後に読谷山花織は国の重要無形文化財に指定されました。
その功績が認められた與那嶺貞さんは、1999年に人間国宝に認定されています。
こっくりと深みあるチャコールに織り上げられた紬地に、スラリと織りあらわされたのは、焦茶とからしの縦縞間道。
縦方向の着姿を生み出すので、お召しいただきやすいおひとつですね。
そこにあらわされたのは、実に細やかな浮織りによる星花模様。
それぞれの浮きは2mm程度でしょうか…本当に繊細に繊細にあらわされた文様が、優しくも可愛らしく、またその色糸は、地のお色と絶妙な調和をみせております。
大地の息吹感じられるような表現をご覧いただきたく思います。
かつては着尺を織る際に、あえて経糸に余分をもたせて機にかけて、最後に手巾(ティサージ)が織られたと聞きます。
ウムイヌティサージ(想いの手拭)、そして、ウミナイティサージ(祈りの手拭)。
ティサージとは手拭いのことで、肩や腰にかけて装飾的に使われていました。
海洋王国であったかつての琉球。
たくさんの男たちが大海原を駆け巡り、たくさんの男たちが海に消え…島で待つ女たちは航海の無事を祈り、心を込め、意匠を凝らして美しい布を織り、愛する人に贈ったのでした。
お袖を通せば、ふんわりと軽くやわらかに。
味わいある地色に浮かぶ細やかな花たちは、星のようにも感じられて。
みつめるほどに、祈りのロマンが感じられる織物でございます。
琉球王朝の御用布であり、庶民が着ることは禁じられていた読谷山花織。
ただ唯一、産地である読谷村の人々だけが祭礼用に限り許されていたのでした…戦争でみんなみんな焼けてしまったところから復興させた一人の女性の力。
是非ともお手元でご覧いただきたく思います。
まぎれもない逸品、琉球の祈りの宝を、どうぞ大切に大切にお召し下さいませ。
いっぱんには100万前後で販売される織物の逸品!ご存知の方にはきっとお値打ちの感じていただけることと思います。
◎こちらの商品は、総合館と1号館の両館でご紹介しております。
ご注文の際はどちらか一方よりお手続き下さいませ。
お仕立ご希望の場合、地入1,050円+※胴裏3,675円〜+紬八掛7,875円+お仕立代18,900円(全て税込)で承ります。
・海外手縫い価格です。
国内手縫い価格につきましては、お問合せ下さい。
※本品のお仕立てご用命の際は、一度お手元でお色、風合いなどご確認頂いた後、弊社着払いにてご返送・ご依頼頂きますようお願い申し上げます。
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※こちらの商品は3〜60回の分割がご利用いただけます。
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